パパフォト&ママパン

ライティング・テスト 肉に光を! ②

料理撮影のライティング・テストです。 4灯使用。


下の写真のグリーン矢印のように皿の下に枕をかませて、高くする場合があります。
ところがその手前にある重要な“肉”が暗くなってしまいます。
おまけに右側には鍋が・・・・ああ。
周辺を囲われると、低い位置にある肉には光が届きません。
2014_1006_01.jpg
このようなケースは、ストロボの発光量をUPしても解決しません。

右側④ストロボの位置を変えてみます。
まずは、もとの位置。
2014_1006_04.jpg

④を手前(カメラ側)へ移動します。
2014_1006_05.jpg

違いはこんな感じ。
2014_1006_02.jpg
光の方向が、あまり望ましくはありませんが 肉が暗く沈んでしまうよりはマシです。
クリップオン・ストロボを手前の低い位置に置いて使う場合も・・・実はよくあります。

できれば、肉に光がとどくように、盛り付けや皿の配置を工夫したいところです。
依頼主の都合と、撮影側の都合を現場ですり合わせます。
別撮り合成という奥の手もありますが、それは最善の方法ではないでしょう。


料理人の工夫で、良い結果が出た例をご紹介しましょう。大皿集合の一部です。
肉と肉のあいだに、ラップかなにかをカマせて、切り身がベタッと寝ないようにしてあります。
このように食材が起きていると、光を受けてツヤツヤ感がでます。
2014_1006_06.jpg
これが ”良い”写真かどうかは、使用目的によりけりです。
折込チラシに印刷された写真は、パキッと元気な感じに仕上がっていました。


上の写真が一品料理だとしたら、肉が寝ようが起きようが、ライティングでなんとでもできます。
ところが集合写真の場合は、そう簡単ではありません。 

肉を明るくすると、他の皿の豆腐が白トビして・・・・ということがよくあります。
そのつど現場で勉強であります。

ライティングの機材やテクニックだけでなく、現場でのコミュニケーションも重要であります。
えーと・・・コミュニケーションもテクニックのうち、ということでしょうか。
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  1. 2014/10/06(月) 18:33:28|
  2. 料理の撮影
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