パパフォト&ママパン

集合写真/実戦修行中

ネット上で
  「30~50人の集合写真を撮るにはどーしたらいいですか?
   綺麗に撮れるレンズは何でしょうか? ストロボとか使うんでつか?」
などという初心者ならではの答えようが無い質問を見かけることがありまして、
それに対する回答があまりにヒドイものが散見されます。 

集合写真は現場の状況が千差万別なので、質問と回答(アドバイス)が噛み合わないのは仕方ないのですが。

*************************************************

本日撮影での実例をもってご紹介しましょう。
上級者・プロの方はスルーしてね♡  ワタクシこの分野はまだまだ経験不足であります。

42名、椅子と3段のひな壇を使って5列。 キビシー!
下は現場で描いたメモ。 メジャーで大雑把に実測しておきました。
カメラから最前列の人物の顔の位置まで約7メートル。
最前列の顔から最後列の顔まで約1.2メートル。


集合写真を撮るにあたっての最優先事項は
「全員の顔をクッキリ・ハッキリと写すこと」であります。
・・・てコトは、被写界深度が必要。 ・・・ってコトは絞り(F値)はいかほどに?
まずはここから始めましょ。

撮影終了し帰宅後、後出しジャンケンのごとく調べてみました。
被写界深度を計算できるサイトがありますので、利用させてもらってます。
2017_0812_02.jpg

 ・焦点距離は40mm(ズームレンズ使用)
 ・絞りはF8
 ・カメラから最前列の人物までの距離は7メートル。

上記の値をインプットして計算すると
  前方被写界深度---3.5メートル
  後方被写界深度----無限大
と出ました。 事実上パンフォーカスといってもいい。(手前にはピントいらない) 

F8で最前列~後ろの5列目までピントが合う…よし。

ネット上のいい加減な回答を発見してビックリしたのですが
抜粋
「前略・・・・いずれにしろ光はうまく届かないのでストロボは使いません。 後略」

!!!おーい おほほh-い! ストロボは使いませんとな?
よくそんなこと断言できるもんだ。 初心者が戸惑うではないかっ!

おほん、落ち着け^^

下の写真は、ひな壇の最上段にワタクシが立ってテスト撮りした写真です。天井の低さが心配^^
この段階ではストロボを発光していません。
白熱灯ダウンライトの室内照明。暗いのでISO感度は5000、絞りF8、シャッター1/60。
後方の窓から自然光が入ります。本日は小雨模様。 完全に白トビRGB255。
(ホワイトバランスを合わせていないので真っ赤っか)
2017_0812_03.jpg
この状況でストロボ無しでマトモに撮れるわけがない。 


話を端折ると、今日はストロボ(傘)一灯炊き。
天井が低いと前列・後列の明るさがかなり違います。後列には光が届きにくい。
1列目と2列目の間あたりでグレーカードを撮影し露出を確認。
モニターのヒストグラムを見て標準露出よりホンの少し暗いぐらいに発光量を調整。
グレーカードの画像でホワイトバランスを設定しました。
RAWで撮影、現像で持ち上げることを想定した露出設定です。

で、本番撮影。 後列は暗い。想定内とはいえ、かなり暗い。
前列の白い服が白トビしないように注意。 (そのための”やや暗く”露出設定、発光量調整です。)
2017_0812_04.jpg

補正の方法はいろいろありますが、ワタクシの場合
一つのRAW画像をもとに、明るく現像したものをPhotoShopで合成します。
明るい方のレイヤーはマスクをグラデーションで塗り、後方がジワーっと明るくなるように重ねます。
2017_0812_05.jpg
 
最終仕上がりの寸法、写真の縦横比率。
これまたケース・バイ・ケースなのですが、画角一杯に人物を撮ってしまうとトリミング不能。
なので、小さめに撮ります。
2017_0812_06.jpg

実はこれを最初に意識していないと、撮影距離や焦点距離は決められない。
また、現場の状況により、撮影距離が取れない(引きが無い)ことも多々あり。
今回の現場では 
①カメラの位置はココしかない。もっと引きたいのだがココで限度、と決定。
②トリミングするユトリを見込んでズームで焦点距離を調整。 でした。

画質的には単焦点レンズが望ましいのですが、実際の「作業」としてはズーム・レンズのほうが便利。
レンズを交換したりして手間取るのはマズイのであります。(42人撮影のあと、人数が違う3組を撮影)
できれば50mm程度の焦点距離は欲しいところだが、やむなくもっと広角寄りで撮ることもある。
天井と壁の接するラインが歪む(ひずむ・ゆがむ)ので後処理の必要も。
そのためにはメーカー純正レンズの方が有利です。現像時にレンズ・データで「歪曲補正」できますから。

ミもフタもない言い方ですが、カメラは新しいモノ・値段が高いモノのほうが良い。上位機種の方が良い。

今回 5DmarkⅣを初めて実戦投入しました。
RAW最大サイズ、6720×4480pix。 デカい重い処理時間が掛かる^^ 

画像生成エンジンの威力もあいまって、画質は 「すげー!」。
現像時の大幅な補正にも耐える。 こんだけ写っていれば心配ない。
本日の使用レンズはEF24-105mm F4 L 旧型。

キャノン最上位の1Dシリーズは使ったことがないので比較できませんが、
5DmarkⅣは良い!集合写真を撮るにあたっての心配ごとがひとつ減った。

あとは、頑張って元を取る!




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  1. 2017/08/12(土) 23:59:36|
  2. ロケ
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コンサートの裏表を撮影

記録的な短時間集中豪雨に見舞われた秋田県。
横手市でもあちこちで道路が冠水、家屋浸水、車両水没。
金沢地区、黒川地区、大森町などで避難勧告発令。

幸いなことにワタクシの住む旧市内の中心部では被害僅少。合唱コンサートも開催できました。
家が浸水、避難中につき参加できなかった出演者や裏方スタッフも数名。
入場者数も例年の25%減といったところでしょうか。
***********************************************

ワタクシは実行委員会メンバーでもあり撮影係でもあります。
まずは正面の全景。
こういう写真では純正(キャノン)レンズにかぎる。
たる型にゆがんだ写真を現像ソフトDPPで一発補正。ありがたい。


今回はカメラは一台。場面により標準ズーム24-105mmと70-200mmを切り替えて撮影。

プリントして参加者に差し上げるので、それを考慮にいれて撮影します。
単なる「記録」ではダメ。 次回のポスターのネタとして使う可能性も頭の片隅に。
2017_0724_02.jpg

基本的に素人の手づくりイベントなので、いろんな事がゆるい。

カメラ手持ちでニンジャ走りで移動しながら撮影。 フツーは許されないだろう。
しかし定位置で撮ると面白くないので、
演出家にご相談しつつ大目に見てもらっているのであります。

子供たちがジャンプする場面はリハーサル時にステージかぶりつきで撮っておいた。
とてもイキイキした表情でママたちに喜ばれましたよーん。
本番ではそのような近接撮影は不可。
仮に許可されたとしても、子供たちがカメラに気を取られたりするので、やっぱり不可。
2017_0724_04.jpg
やっぱりね、リハの時より表情が硬い。


*****************************

さて合唱メンバーは皆シロートですが
第二部はプロの声楽家たちの出番です。問題は衣装。
反射率高いっ! 白トビするっ。
2017_0724_03.jpg



黒いドレスとサテン生地のようなツルピカ素材のドレス。
あちらを立てるとこちらが立たず。うーmmm。
右のオレンジ色のマダム。・・・巨大バストゆえに、ソコが照明を引き寄せるかのように明るい。
赤(RGBのR)がすぐに飽和する。 暗めに撮って現像でなんとかするしかない。
2017_0724_05.jpg
上の写真は荒く補正後なのですが彩度が落ちてるなー。 やり直しだな。




これはオペラ、切ない恋の歌の場面なので、暗めに撮る。
・・・もっと暗くしても雰囲気があるかも。 再検討。
2017_0724_06.jpg


つつがなく終了。
ロビーに出て観客を送り出したあと、缶ジュースで乾杯。
2017_0724_08.jpg
建物のロビーの構造がややこしい。
詳しくは書けない・・・ヒミツだからではなくて、言葉で説明するにはホネが折れるので。

上の写真の右側にも充分に広いスペースがあるのですが、天井の高さなどなどの複合事情により
たいへん光が届きにくい。 (カメラ付けストロボ発光で撮影デス)
なので、撮影するのに比較的都合の良い場所に、この大人数を誘導したのであります。
大声で、大汗かいて^^

ストロボをもう一本別立てしとけば ずいぶんマシなはずだが…諸事情により省略^^

終了。
カメラマン転じてこんどは実行委員としてのシゴト。 
後始末を見届け、ワタクシが最後に撤収。

*************************************

別会場へ移動して宴会。 ごくろうさんパーチー。
こういう場面は正面&斜めを撮っておく。
2017_0724_10.jpg

出席者全員を撮っておく。 
マイクの前で「とても楽しかったデス! また来年も…」などと誰かが喋っている時がチャンス。
カメラを意識していない柔らかい表情を撮影するのが良いと思います。
2017_0724_11.jpg
タイミングが合わずに撮れなかった方は、カメラ目線を頂いてズバっと撮ります^^
とにかく全員もれなく撮る。ゼッタイ!


感謝の花束を贈呈。
2017_0724_12.jpg
一般人の場合、
花束の授受のあと、ほぼ必ず伏し目がちにあとずさりしてステージを降りてしまいます。
なので、撮影者が「カメラこっちだよーん」と呼びかけないと、下のような写真は撮れません。
2017_0724_14.jpg

えー、状況により言葉遣いを変えますけどね。 今回は皆さん顔なじみなのでユル~く。


子供たちとも何回か顔をあわせているうちに
「このカメラのオヂサンはふざけてもOKなヤツだな」と分かってくるようだ。
カメラを嫌がるどころか付きまとい始める。 しめしめ^^
2017_0724_16.jpg

2017_0724_15.jpg

******************************
以上、
上級者およびプロのかたにとっては自明のことばかりをグダグダと垂れ流しました。
スルーしてください。

こういう撮影をやってみたい、または頼まれちゃった^^どうしようオロオロ…というカメラマンにとっては
僅かなりとも参考になればいいなと思いましたので、自分用日記もかねて書いてみました。




  1. 2017/07/25(火) 00:02:40|
  2. ロケ
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内観撮影

宴会場の内観を撮影。 17mmという広角レンズを使用。
出来るだけ部屋を広く見せたいので、ギリギリ壁際まで引いて撮る。
身の置き場に苦労する。 カメラと壁の間に無理やり体を押し込む。


あらら、足が写っちまいました^^ 
2017_0710_02.jpg

予定より大幅に遅れて撮影開始したもんだから、
忙しい担当者は途中で「あとは頼んます」と言い残していなくなってしまった。
ワタクシ大広間で一人作業でした。
・・・
・・・
これ幸いとばかりに、いろいろ試し撮りをしつつ、要所を押さえる。
マクロにはマクロの、広角には広角の難しさがある。

必要なモノは撮った。 もういいだろう。 担当者が戻ってこない。

では シャッタースピードが遅いことを利用して
もういっちょ
2017_0710_03.jpg

これを思い出したのでありました^^
KARATEの中間部
2017_0710_04.jpg

How're you feelin' tonight?


See You!








  1. 2017/07/11(火) 00:08:37|
  2. ロケ
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体育祭

腕のテープで学年を識別しなければならない。 こりゃ大変^^
テープの無い生徒を撮っても完全にムダになるので、探し出すのが一苦労。


そして複数の競技が同時進行。 ボールをキックして的に当てるゲーム。
撮影対象を発見したのですかさず移動して撮る。
おーっと! 
2017_0623_11.jpg

的あてゲームなので全力キックではない。
が、真正面にボールが飛んで来たらよけられたかどうか? 自信は無い^^

置きピンで撮影しました。
①、ボールのあたりにピントを合わせておいて…
助走は2~3歩しかない。
そこでレンズを②に向けて待ち構え…パチリ!
2017_0623_09.jpg

親指AFを常用しているのでやりやすかった。
普通のシャッターボタン半押しでフォーカス・ロックしておいてもいいのですが。
ま、好みというか慣れの問題でしょう。

大人数の縄跳び。
2017_0623_04.jpg

最後のリレー。
識別テープを識別できるか? これが成否をわける。
ここは当然 AIサーボで動体追尾撮影。
2017_0623_05.jpg

騎馬戦。
優しい表情の生徒も競技開始と同時に戦いモード。 目つきが変わる。 燃えるぜ!
2017_0623_06.jpg

競技の邪魔にならないように、しかも順光側に廻り込んで撮るように心がける。
面白い。難しい。

**********************************

すべて終了後、ひとりの生徒が寄ってきて…
「こうやってるのを撮ってください。お願いしまっす!」 という。
はて?

2017_0623_07.jpg

いいよ、はい パチリ!
2017_0623_08.jpg

----キミひとりだけ顔が見えんじゃないか?

「これをやってみたかったんですー。 ありがとうございましたっ。」

若いっていいねー♪




  1. 2017/06/23(金) 23:29:45|
  2. ロケ
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体験学習

小学5年生の「体験学習」を撮影。 2日目です。

この手の撮影の大敵は帽子。 顔が写りません。


整列した記念写真は撮るのでありますが、
それ以外の写真を期待されているハズなので、そのためにはドーするか?
要は「商品価値」のある写真を撮らなくては意味がないのであります。
・・・
・・・
よし、では支給された食材を手にもってもらおうか。
2017_0621_02.jpg
今日は曇り空なので晴天時よりは影がキツくはない。
けれどもやっぱり帽子の影で顔が暗い。

では帽子をチョイ上げ、キミの百万ドルのおでこを出してもらってだな・・・
ストロボをON。
2017_0621_03.jpg

レンズを向けて「笑え」って言っても、そりゃ無理でんがな。
手に何かを持たせるのも笑顔を引き出す有効な作戦。


雨が降り始めてきたので、あっちとこっちを行き来する子供たちは走る。必ず走る。
走るのが分かっているので、AIサーボに切り替えておいて待ち構える。
2017_0621_04.jpg


カマドは屋根の下。 顔が下向きの場合が多い。
2017_0621_05.jpg

ストロボON。 発光量はTTLまかせですがマイナス調光して、やや弱めに。
2017_0621_06.jpg


仕事をせず、アリさんと遊び始める連中もいる。
撮りようがないので「お題」を与える。
どこまで高く積める?  すかさずパチリ! これもストロボ発光。
2017_0621_07.jpg

カメラ2台体制。 24-105mmと 70-200mm。

下の写真は望遠ズームでF2.8開放。  自然光で。
プロのモデルさんじゃないので、カメラを意識しない自然な表情は遠くから撮るしかありません。
2017_0621_08.jpg


屋根の下なので手前側が暗い。 ストロボ発光する。
AIサーボでスタンバイ。
2017_0621_09.jpg

せーのっ! 雨の中へダッシュ。
2017_0621_10.jpg

5年生にもなるとカメラを嫌がる子もいる。
2017_0621_11.jpg


下の写真。
ひときわ大柄なアネゴ肌の陽気なこの女子も最初はカメラを嫌がった。
ところが、無表情なところを撮影、モニターを見せて

-----すげー、男前っ!
    なんかねー
    ”勝手に撮らないでもらえますか、事務所を通してください”
    って感じだ。

と ジャブを入れてみたところ…
2017_0621_15.jpg

なぜか大ウケ。 笑い転げる。
その後カメラを嫌がらず、自ら進んでドヤ顔で向かって来たり。 いやはや。

***************************

至近距離で撮影する場合、ストロボ直射だと光が硬すぎるので
ワタクシは自作の簡易反射板/ディフューザーを使用することが多いです。
2017_0621_12.jpg
何度も当ブログに登場しとりますが、便利です。
試行錯誤のすえ、現在はウェストポーチに収まるぐらいのサイズのものを使ってます。

これを使うか? 直射するか? 
これを使わずに天井バウンスだけか?
はたまた ストロボOFFで自然光を生かすか?

難しい面白い。





  1. 2017/06/21(水) 23:05:10|
  2. ロケ
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秋田県横手市KUBRICK
パパは写真撮ります。
商品撮影、時々色々撮影!
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